子どもが小学生になると絵本より児童小説の方にシフトしていきがちなんですが、
ものすごく久しぶりに絵本を買いました。子供のためというより、もはや家族のための絵本です。
我が家のリビングに今、飾られてており子供たちに「たぷ」と愛されています。
こちら……
『たぷの里』
作者:藤岡拓太郎
出版:ナナロク社
発行:2019年7月21日
頁:42P
私、こういうシュールなイラストが大好きなんです(笑)
この、男の子のなんとも言えない顔に対して、堂々たるりりしい顔のお相撲さんのギャップに思わず手に取ってしまったんですが……ものすごい吸引力でした。
文章はものすごく単純。基本「たぷ」の二語で構成されているだけ。
あまりにシュール、だからこそ目が離せない。
作者さんがコメントで「赤ちゃんからおばあまで、おかんもおとんも浪人生も笑う絵本を作ろうと思った」と書いてある通り、赤ちゃんを通り過ぎた小学生の子供たちも、絵本から少し離れていた私達夫婦も言葉通り笑ってしまいました。
げらげら大笑いするような感じではないんですが、にやっとしてしまうというかクスッとしてしまう感じなんです。
ただ、たぷの里というお相撲さんのお腹が乗っかるだけで!!!
ギャグ漫画家さんの素晴らしいセンスが光っている絵本です。
大人は登場人物の絶妙な表情に、ちいさなおこさんはこの訳の分からない世界の中で唯一わかりやすい語感の楽しさにきっと家族で笑顔になれること間違いなし!
ぜひ一度、手に取って見て見てください。
気が付いたら、我が家のようにリビングに「たぷの里」がどっしりと見守ってるかも!
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